Creator Stories

Bombay Sapphire Artist spotlight vol. 1
Art director Eko Hayashi

Photos: Kim Marcelo, Video: DIN, Words: Ichiro Yasui

自宅から30分自転車を走らせる。見えてきたのは多摩川。ここから見る夕陽はお気に入りで、その美しさは私にインスピレーションを与えてくれたり、今の行き詰まっている気持ちを吹き飛ばしてくれる。仕事で壁にぶつかった時はこうやって気分転換に外へ飛び出す。普段は籠もってデザイン作業をしていることが多いけど、陽の光をあびることはたいせつ。街の景色や自然からインスピレーションを得られることも多い。

幼い頃から絵を描いたりものを作ることが好きな子どもだった。座って勉強をするより手を動かして何かを作ることの方が楽しかった。ものをつくることに対しての探究心が強かったんだと思う。美術を真剣に学ぼうと思ったのは高校の時。美大に進学するということはハードルの高い選択ではあったけれども、家の近所に田舎には数少ない美大受験を目指すための予備校があったこともあり、高1の頃からデッサンを学ぶことができた。
そして美大に合格。大学ではデザインを学んだ。大学を卒業してからは就職はせず、すぐ独立してフリーのデザイナーとして仕事を始める。

デザインの仕事はとにかく時間がかかる仕事なので好きじゃないと続けられない仕事。まずは自分が楽しむことを意識している。アイディアが形となって人に喜んでもらえた瞬間は、なによりもうれしい。けれどアイディアが形になるまでのプロセスはとてつもなく大変だ。特に0から1へのインスピレーション。創造力を絶やさず考え続けないと閃かないし、努力だけでは得られないこともわかってきた。

私の創造力を高める方法はいろいろある。外へ出かけることもそうだし、新しい人や文化に触れることもそう。自分の中のクリエイティビティをかきたててくれるものとの出会い、自分の中の常識と自分の知らなかったコトやモノとの出会いが新しいアイディアを運んできてくれる。

デザインの仕事は表面的な見た目だけを追求する仕事のように思われるかもしれないけど、完成したデザインだけじゃなくて、そこに至るまでのプロセスが重要な仕事。2019年に2人のイギリス人と手がけた、割り箸工場から出る端材を使ってプロダクトをつくるプロジェクト。日本の割り箸の歴史を共有することから、「箸」という漢字の成り立ちやその意味、日本の信仰との繋がりまでを探究してデザインをした。

デザインはものごとを探究する行為そのもの。

ものをつくるのが大好きな探究心であふれていた子どもの頃の私が、今の私の人生をつくっている。
今の私をデザインしてくれている。

私にとってデザインは生き方そのもの。
今日もインスピレーションを求めて、飛び出す。

ようこそ、ボンベイ・サファイアの世界へ。
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